ジェルネイルをしていると爪とジェルの隙間から空気が入り、
ジェルが浮いてしまう“リフト”という現象がおきる場合があります。
浮いてきたジェルをそのままにしていると、髪が引っかかってしまったり、
爪とジェルの間に菌が繁殖してしまったりと衛生的によくありません。
また、爪のカビとも呼ばれる“グリーンネイル“の原因にもなってしまいます。
浮いてきてしまった場合は、爪のトラブルを防ぐためにも早急に対処しましょう。
浮いてしまった時の対処法
ここで紹介する方法はあくまで「応急処置」です。
できるだけ早くジェルネイルのオフや付け替えを行いましょう。
また、「無理やり剥がすのは絶対にNG」です。
浮いていない部分はまだ爪にジェルがくっついている状態なので、自爪を痛めてしまいます。
①ネイル用接着剤(グルー)でくっつける
必ずネイル用の接着剤を使うようにします。
ネイル用ではないものを使うことは衛生上よくなかったり、
オフする際に取りづらくなってしまったりするので避けましょう。
浮いてきたジェルと自爪の隙間に少量のグルーを流し込み、指で数秒おさえて接着します。
グルーの量が多すぎると、爪の外に漏れて皮膚にくっついてしまうので注意しましょう。
②マニキュアを使って見た目も自然に処置
浮いてきた部分を爪切りやキューティクルニッパーで取り除き、
バッファーを使って表面を滑らかにします。
爪全体にマニキュアのトップコートを塗り、乾かします。
トップコートの前に、塗っているジェルと同じような色のマニキュアを塗ると、
より自然に仕上がります。
ジェルネイルと違い、マニキュアだけでは厚みは出せないので
自爪とジェルの段差をしっかりとバッファーで整えることで引っかかりがなくなります。
③「バッファー」を使って整える
爪の先端、1mm程度の浮きである程度爪の長さがある場合は、
やすりやバッファーを使って滑らかに整えるといいでしょう。
削って先端を整えることで、引っかかりがなくなりさらに浮いてしまう心配が少なくなります。
マニキュアのトップコートを爪の先端(エッジ)までしっかり塗るとより効果的です。
しかし、爪が短くて削れない場合は無理やり削るのはNGです。
また、やすりで皮膚を傷つけないように扱いには注意しましょう。
爪やすりはジェルネイル関わらずセットで持っておくのがおすすめです。
④絆創膏やテープを使って固定する
絆創膏やテープで固定すれば、浮いてきた部分が引っかかる心配が少なくなります。
しかし、絆創膏やテープは蒸れやすく爪とジェルの間に
細菌が繁殖してしまうリスクが高まるため、必ずこまめに取り換えましょう。
また、粘着力が強いと剥がす際にジェルからテープが剥がれず、
自爪を傷めてしまう場合もあります。
ジェル部分に薄手のコットンやガーゼなどを挟んでから固定するのもおすすめです。
浮かないための予防法
ジェルネイルは「少し浮いてきた」「なんとなく引っかかる」程度でも、
すぐに何かしらの処置を行うことをおすすめします。
また、日常生活のなかでも注意すべき行動がいくつかあります。
①手袋の着用でジェルへの負担を減らす
家事やパソコンなど、指先を多く使う機会が多い方は
作業中に手袋をつけると爪の負担を減らせます。
水に触れることが多い方は、爪が乾燥しやすい状態にあるため、
水仕事の際は手袋を着用するといいでしょう。
②持っていると便利な「ネイルオイル」「ネイルクリーム」
ジェルネイルをする方は、ネイルオイルやネイルクリームを一つ持っているといいでしょう。
特に爪周りの皮膚(キューティクル)の保湿は、ジェルネイルのもちをよくするのに効果的です。
ネイルオイルやクリームは香りの種類が豊富で、
ポーチに入れて持ち運べるペンタイプや中にラメや押し花が入ってるものなど、
香りや見た目も楽しめるものがそろっています。
③爪にあったジェルを選ぶ
使用しているジェルが爪に合っていないことが原因の場合もあります。
その場合はジェルの種類を変えてみるといいでしょう。
特にベースジェルはジェルのもちに大きく関わるため、
毎回リフトしやすいとお悩みの方は一度ベースジェルを見直してみてはいかがでしょうか。
正しい処置で爪の健康を守る
「ジェルネイルが浮いてきてしまう」というトラブルは、
ジェルネイルをしている多くの方が経験したことのある悩みではないでしょうか。
浮いてきたネイルを放置すると爪のトラブルを起こす原因となるので、
健康な爪を守るためにも、一度浮き上がったネイルは早めにサロンで処置を行いましょう。
また、自分でできる予防や応急処置を覚えておけば、もしもの時にも安心です。
8月の空き状況はこちらです
https://ameblo.jp/petit-lily-showa/entry-12291670550.html